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カテゴリー:おがわ人・ライフスタイル

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記vol.4【七夕2026②】

2026年07月22日 投稿者:八田さと子

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記vol.4【七夕2026②】
みなさんこんにちは!
連日の投稿になっております、移住推進担当の「のこちゃん」こと野口理美(のぐちことみ)です。

 

前回に引き続き、蝉の鳴き声が響き渡り、学生たちの夏休みの始まりを告げている今日このごろ。
今の小川町は、真夏の暑さ以上の熱気で満ちあふれています!
なぜなら、いよいよ今週末に迫った「小川町七夕まつり」に向けて、町中がそわそわ、ワクワクと準備を進めているからです。
色鮮やかな和紙に書かれた願いが少しずつ町を彩り始めるこの時期の空気感、好きなんですよね。

 

今回は、前回の「ビギナー交流会」に続く、七夕本番前レポート第2弾! 伝統の息づく『ぴっかり千両節&七夕おどり練習会』の様子をたっぷりとお届けします!

 

 

◯知っていますか?小川町の魅力が詰まった「ぴっかり千両節」

小川町には「ぴっかり千両」という言葉があるのをご存知ですか?
これは、特産である小川和紙を天日干しにした際、陽の光を浴びて輝く姿が「千両にも値する」と讃えられた、地場産業を象徴する言葉なんだそうです。
当時の職人さんたちの誇りを思う気持ちが伝わってきますよね。

そして、そんな小川町の誇りや地場産業を歌詞にたっぷりと盛り込んだ歌と踊りが「ぴっかり千両節」です。
今でこそ町内でも「なにそれ?」という若い世代の人が出てきてはいますが、実はコロナ禍の前までは、七夕まつりの際に町を踊りながら練り歩くのが恒例行事でした。

 

さらに、意外と知られていない歴史がもう一つ。
かつて小川町には芸姑さんが行き交う「花街」としての顔もありました。
美しい芸姑さんたちが、指先の動きまで意識して男女でしなやかに踊っていたのが「七夕おどり」のルーツと言われています。
現在は、女性の優美な舞いが中心の「女踊り」が主流になっているそうです。
(※諸説あり)

 

◯世代を超えてつなぐ、商工会青年部とゆいちゃんの想い

そんな美しく活気ある踊りを「令和の時代にもしっかりと継承しよう!」と、小川町の商工会青年部のみなさんが立ち上がり、開催してくれたのが今回の練習会です。

私に「一緒に参加しようよ!」と声をかけてくれたのは、同じ地域おこし協力隊でUECHU担当の宮原ゆいさん(=ゆいちゃん)。
(※ゆいちゃんの活動についてはこちらをチェック!→ 小川町の地域おこし協力隊紹介!《宮原隊員 編》|小川町ローカルメディア『スモリバ』note

ゆいちゃんの地元は何を隠そう、UECHUのある東小川。
彼女が東小川の皆さんと日々の会話を重ねていく中で、「実は40年以上前からぴっかり千両を踊っていたよ」「まだまだ現役で踊りたい!」という熱い想いを持った方々がたくさんいらっしゃることが分かったそうです。
地元のつながりを大切に活動するゆいちゃんならではの活動の賜物です。

 

▲七夕用に用意された浴衣をむすびめ(駅前観光案内所)でも貸し出しています。すごく素敵な浴衣姿です!

 

◯笑顔があふれる和気あいあいとした練習会

私が参加したのは7月16日。商工会青年部のみなさんが主催する、本番前の最後の練習会でした。
会場に集まったのは、下は小学生から上はベテラン世代まで、総勢20名以上の参加者たち!
新参者の私にも、みなさんが気さくにどんどん話しかけてくださったおかげで、あっという間に輪に入ることができました。

実は私、これまで高校時代から10年以上取材活動をしてきているのですが…「こんなにも取材がしやすい(ウェルカムな)イベントはそうそうないぞ…!」と、まずはそのあたたかさと懐の深さに驚いてしまいました。 

長年踊ってきた小瀧さんや、地元の皆さんと楽しそうに談笑するゆいちゃん。

その姿は、皆さんからまるで娘や孫のように可愛がられていて、見ているこちらまでほっこりとした気持ちになりました。
これからも若い人に踊ってほしいという気持ちが、このコミュニティを大きく育てている力にも見えます。

 

恥ずかしながら、私がこの「ぴっかり千両節」を深く知ったのは今年の3月。
私の母校でもある、小川高校グローカルメディア研究部(旧放送部)の後輩が制作したラジオドキュメンタリー「未来につなぐ唄」という作品がきっかけでした。
歴史が深く、芸術や音楽が生活の中に自然と根付いている小川町。
その豊かさに改めて感動すると同時に、それを自らの手で継承し、さらに盛り上げていこうと奔走する同年代のゆいちゃんのことを、心から尊敬せざるを得ません。


◯踊りがなくす「移住者と地元の壁」

そんな和やかな練習の合間に、結婚を機に旦那さんの住む小川町へ越してきたという移住者の女性にお話を伺うことができました。

「『踊り』という共通の目的を通しているので、ただの交流会よりもすっと輪に入りやすかったです。移住者と地元の方との間の『壁』みたいなものが、踊っているうちに無くなっていく気がしました」

この言葉を聞いてハッとしました。私が日頃の移住相談でよく受ける、「移住者と地元の人との間に壁はありますか?」「地域のコミュニティに馴染めるか不安です」という切実な質問の答えが、ここにあったからです。

言葉だけで関係を築くのは少し緊張するかもしれませんが、一緒に音楽に乗って、笑い合いながら一つの踊りを練習する。

こうした伝統的なお祭りや行事への参加は、移住者の方の不安を自然に解消し、地域とつながるための最高の「架け橋」になる。
ただ新しい企画やイベントを立ち上げるだけではなく、「小川町に住みたい」と思って越してきてくださった皆さんの気持ちを大切に尊重すること。そして、こうして地域の皆さんと一緒に踊れるような機会も作りながら、小川町をより愛してもらえるような活動をこれからも積み重ねていきたい、と強く感じた瞬間でした。

 

いよいよ今週末は七夕まつり本番!
移住者の方、地元の方、移住希望者の方でも大歓迎なぴっかり千両節のステージは
7/25 リリック小川駐車場ステージ 20:00〜になります。
花火を背に、みなさんの熱い踊りを見て、踊ってみてくださいね。



ちなみに…七夕まつり中の、のこちゃんは
両日14:00〜17:00まで石蔵コワーキングロビーNESToにて、移住相談ブースを展開予定!
ぜひ遊びに来てください!


↓(他協力隊に会えるマップはこちら)

以上、のこちゃんでした。
また次の記事でお会いしましょうー!

 


移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記vol.3【七夕2026①】

2026年07月21日 投稿者:八田さと子

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記vol.3【七夕2026①】

みなさんこんにちは!


地域おこし協力隊の「のこちゃん」こと野口理美(のぐちことみ)です。

ついに小川町にも、飛行機雲が一直線に白い雲が伸びて、くっきり見えるような本格的な夏がやってきました。
夕方の川沿いに風が吹き抜ける風が心地よく、前回の記事のぐるぐるツアーで出会った生き物たちも、恵みの雨があったおかげで少しのびのびしているのかなの思いを馳せています。

さて、今回から2回に分けて、移住希望者、または移住者の方へ小川町の七夕をより近くで知ってもらえるような、本番前までのイベントレポートをお届けします!

 

◯【おがわ移住ビギナー交流会】を開催しました!

7/11に下里分校で行われたのは「おがわ移住ビギナー交流会」。

小川町に来たばかりのビギナーの方に、小川町のメインイベントである「七夕まつり」を見るだけじゃなく、一緒に飾りを作り上げる「参加者」「当事者」になってもらいたい、という願いから立ち上がった企画です。

告知が少し遅くなってしまったこともあり、直前まで「全然集まらなかったらどうしよう」と不安だったのですが、そんな心配を吹き飛ばすように10名ほどの温かい参加者さんが集まってくださいました!
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

実は私自身、紙を重ねて作られたこの「花飾り」を一枚一枚開きながら、みんなでおしゃべりするのが最近結構好きなんです。
「このゆったり流れる楽しい時間をみんなで共有できたら、絶対に素敵なイベントになるだろうなあ」と温めていた妄想が、最高の形で実現しました。

▲テーブルいっぱいに広がる、七夕飾り。これだけでワクワクしてきます!

 

◯花飾りづくりで童心に帰り、すっかり夢中に!

最初は初対面ということもあり、少し緊張気味だった参加者の皆さん。
ですが、目の前に並べられた赤、黄、緑、白の鮮やかな紙の束を手に取って、薄い紙の層を指先で一枚ずつはがし始めると、空気が一気にほぐれていきました。

「これ小学校の時作った!」「懐かしい〜!」 「でもこれ、力加減を間違えるとすぐ破れちゃう。意外とコツがいりますね!」

なんて、楽しそうな声が上がり、気づけばみんな背中を丸めて真剣そのもの。
指先を細かく動かし、綺麗なお花がフワッと咲き誇るたびに、笑顔も咲いていました。

手を動かしながら話すと不思議と心の距離が近くなるようで、まるで放課後の教室でみんなで遊んでいるような、懐かしくて愛おしい時間(まさに童心!)が流れていました。

▲指先を器用に動かして。一枚ずつやさしく開くたびに、パッと花が咲いていきます。


◯移住ビギナー「Kuuおやつ」さんの優しい味とおしゃべり

そして、たっぷり手を動かしながら、お楽しみのおやつタイム!
この日のために、スペシャルなおやつを用意しました。
小川町の移住ビギナーでもあり、体に優しくて本当に美味しいお菓子を作られている「Kuuおやつ」さんによる、特製のバナナケーキです!

一口食べると、しっとり、もちっとした食感と、バナナとシナモンの優しい甘さが口いっぱいに広がり、参加者の皆さんからも「おいしい!」との声が。

お菓子を味わいながら、小川町でのリアルな暮らしぶりや、みなさんが小川に来た経緯など、とっても気になるお話もたくさん伺うことができました。
美味しいおやつと素敵なおしゃべり、最高の組み合わせです。


▲Kuuおやつさんの絶品ケーキ。優しいお味がみんなの心を一層ほぐしてくれました。

 

◯短冊に描いた、みんなの素敵な願い事

心もお腹も満たされた後は、みんなで七夕の短冊に願い事を書きました。下里分校の笹に結ばれた短冊には、これからの小川町での新生活がもっと楽しみになるような、愛らしくて素敵な夢がたくさん並んでいました。

 

 

  • 「庭が素敵になりますように」 (自分たちだけのお庭づくり、夢が広がりますね!)
  • 「結婚するぞ!」 (全力で応援させてください!!お祝いはいつかみんなで盛大にしましょう!)
  • 「人が集まれる家をつくりたい」 (温かいおうちができたら、絶対にみんなで遊びに行きたい!) 

それぞれの想いがギュッと詰まった短冊たちは、NESToで展示予定です!お楽しみに。

 

◯ビギナーさんたちからの温かいお声

イベントの最後に、これからの暮らしやサポートについてアンケートも取らせていただきました。こちらも皆さんの本音をギュッとまとめてご紹介します!

 

  • 暮らしの「あったら嬉しい!」こと
    「夜遅くの飲食店MAPがほしい!」「ゴミ出しの細かいルールを教えてほしい」「DIYやリフォームを相談できる地元の工務店さんを紹介してほしい!」など、実際に小川町での暮らしをスタートさせたからこそのリアルな声が集まりました。
  • イベントへの感想
    「同じ境遇の移住者同士で集まれる機会はなかなかないのでおもしろかった」「新しい出会いがあって最高だった」など、とっても前向きな言葉をたくさんいただきました!

 

◯参加者全員が、お互いを知り合えたということ

そして何より印象的だったのは、今回の交流会を通じて、参加者全員がお互いを知り、新たなつながりを築くことができたことです。

移住してきたばかりの時期は、知り合いも少なくてどうしても不安になりがちです。
でも、今回のように顔と名前、そしてそれぞれの背景や夢を知り合える場があることこそが、ビギナーの皆さんがこれから一歩ずつ、安心して小川町の暮らしに溶け込んでいくための大切なスタートラインになったのではないかな、と感じています。


◯これからのイベントについて

アンケートでは「食べ歩き」や「農業体験」など楽しそうなアイデアもたくさんいただきましたが、それ以上に「今回のような温かい会にまた参加したい!」という嬉しいお声を本当にたくさんいただきました。

そのため、移住した方へ向けたイベントは、新しい企画をどんどんやるというよりは、今回のようにみんなでカジュアルに集まれる『移住ビギナー交流会』をベースに、不定期ではありますが、継続的に開催していきたいなと思っています!
みなさんからいただいたアイデアを少しずつエッセンスとして取り入れながら、のんびり、みんなで一緒に育てていきたいと思っております。
一歩ずつ、みんなでこの町での暮らしを楽しく、温かいものにしていきましょうね。

改めて、参加してくださった皆さん、そして協力していただいた株式会社CNCさん。
本当にありがとうございました!

次回は、いよいよ七夕まつり本番に向けてあることをやっているコミュニティのお話をお届けします。
どうぞお楽しみに!

以上、のこちゃんでした。

(写真協力:地域おこし協力隊 鈴木林夏子 )

 

 


空き店舗見学会 小川町でリノベ事例や空き店舗をめぐろう!

2026年06月13日 投稿者:八田さと子

小川町移住サポートセンターの八田です。
小川町には移住相談+お店やアトリエのご相談も度々いただきます。
今回は新規店舗物件の内覧@旧関根商店(晴雲酒造さん近く)
と2025年ー26年にオープンした店舗を見学します。
DIYでどこまでできるの?
リノベーション費用はどう考えたらいい?
など、実践者に直接聞けるチャンスです。
懇親会は文化財にもなっている玉成舎の有機野菜食堂わらしべさんで建物も楽しみながらのランチ!移住相談も承ります。
出店/移住希望のかたも建物探訪に興味がある方も歓迎です。
一緒に街歩きを楽しみましょう。
**************
空き店舗見学会 小川町でリノベ事例や空き店舗をめぐろう!
日  時:2026年6月27日(土)10:00〜12:30
     ※交流会は希望者のみ終了後〜14:00頃
集合場所:リリックおがわ 2階 会議室4(埼玉県比企郡小川町大塚55)
参 加 費:500円(保険代、資料代) *懇親会の費用は別途
先着:15名
共  催:小川町移住サポートセンター
     小川町停車場通り商店会 空き店舗未来会議
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■ このイベントについて
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小川町では、歴史ある町屋や旧商店を活かしたお店が少しずつ増えています。一方で、まだ使い手を待っている空き物件も町なかに残っています。
「空き店舗見学会」は、すでにリノベーションを経て営業を始めたお店と、これから活用方法を計画中の空き店舗を、実際にまちを歩いてめぐる見学会です。あわせて、町・商店会・移住サポートセンターの取り組みもご紹介します。
「物件の活用に悩む大家さん」「小川町でお店を始めたい・暮らしながら何かをしたい移住希望者」「小川町のまちづくりに関心のある方」、それぞれの立場が出会い、語り合える一日にしたいと考えています。
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■ こんな方におすすめ
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◯ 大家さんへ
物件を持っているけど活用方法に悩んでいる方へ。貸すことで町がどう変わるか、改修や活用の選択肢を一緒に考えます。
◯ 移住・出店したい方へ
小川町で「お店を始めたい!」「暮らしながら何かをしたい!」実際の空き店舗と先輩移住者の事例を見て、はじめの一歩を相談できます。
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■ 当日の流れ
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【10:00〜】オープニング @リリックおがわ
・町、商店会、移住サポートセンターの紹介
・これまでの事例や、空き店舗となった旧関根商店の紹介
【11:00〜】まち歩き見学
リノベーション中のお店や空き物件、3箇所をめぐります。
◯ オシヤコーヒー
昭和の洋品店「忍屋」をリニューアルしたカフェ。地域おこし協力隊(移住者)が営む、駅前通りに開いたコーヒースタンドです。
◯ TSURUYA
元紳士服店を改修した古材・アンティークの店。「古材と循環」をテーマに、地元の古材販売やDIY相談ができる町の拠点。
◯ 旧関根商店(空き店舗)
槻川に面した元商店兼住宅の空き店舗。1・2階それぞれに店舗が入る、現代の長屋としての活用方法を計画中の物件。
【12:30〜】交流会(移住・出店相談) @有機野菜食堂わらしべ
わらしべさんのランチを囲んで交流。移住・出店についてじっくり相談できます。
※わらしべ/2018年に伝統技法で再生された歴史的建物「玉成舎」内の食堂。地元有機農家の素材を使ったパスタや天然酵母パンを提供。
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■ 開催概要
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日  時:2026年6月27日(土)10:00〜12:30
     ※交流会は希望者のみ終了後〜14:00頃
集合場所:リリックおがわ 2階 会議室4
     (埼玉県比企郡小川町大塚55)
参 加 費:500円(先着15名)
     ※懇親会の費用は別途いただきます
懇 親 会:定員10名
雨 天 時:雨天開催、荒天の場合は中止
共  催:小川町移住サポートセンター
     小川町停車場通り商店会 空き店舗未来会議
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■ お申し込み
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下記のフォームよりお申し込みください。
定員になり次第締め切ります。
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■ お問い合わせ
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小川町移住サポートセンター
TEL:0493-81-5331
Mail:info@ogawa-iju.jp

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記 vol.2

2026年06月12日 投稿者:八田さと子

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記 vol.2

みなさんこんにちは!
安定しない天気に、ちょっぴり長めの5月病を患っていた、地域おこし協力隊 移住担当「のこちゃん」こと野口理美です。
みなさんも、最近の気温差や気圧の変化にはくれぐれもご注意くださいね…!

さて、今回は小川町ならではの、とってもディープで面白いイベントをレポートします!

 

イベントレポ:【ガロア博士と行く!生き物観察ぐるぐるツアー】
小川町が誇る「資源循環」の現場を、実際に見て、歩いて、肌で感じる「ぐるぐるツアー」。
当日は汗ばむほどの快晴で、まさに絶好のツアー日和でした。
今回のテーマは「植物や生き物の生態」。
集合場所は、小川町消防署の奥にある堆肥組合です。

スタート直前、今回の先生であるガロア博士(石井さん)から、
「森に入る前の、今の景色をよく覚えておいてくださいね」
という謎めいた一言が。何が起きるんだろう?とワクワクしながら、いざ出発しました!

 

移住して初めて知る、小川町の自然のリアル
歩き始めてすぐ、ヘビや蛾の幼虫(!)に遭遇したり、多様な植物に触れたり。
中でも驚いたのは、こちらのアライグマの足跡です。
まさか小川町にアライグマがいるなんて!
環境への適応能力が非常に高く、どんな場所でも繁殖してしまうため、今は数を増やしているのだそうです。

(小さい足跡がありました。夜行性らしいので人間が姿を見ることはほとんどないそうです。)

 

そして、こちらの2枚の写真。
実は、同じ場所で前と後ろを振り返って撮ったものなんです。
全く景色が違いますよね。片方は「人間が手を加えて植えた林」、
もう片方は「自然に自生した林」です。
みなさんはどちらがどちらか分かりますか?

 

地質の話や、人間の営みによって作られた土地の歴史など、奥深いストーリーを聞きながら里山を歩くこと約2時間。
お昼は、知る人ぞ知る小川町の秘境「二階沼」で解説を聴きながら、みんなで美味しくお弁当をいただきました。

(二階沼に吹く風が、水面を揺らしている様子)

 

ツアーを終えて感じたこと
たくさんの生き物、豊かな自然、そしてそこに暮らす人々。
「地球ってみんなで共に生きてきたんだな」と、なんだか壮大な気づきを得ることができました。
普段生活していると当たり前になってしまう自然の価値を、立ち止まって考えるとても良いきっかけになりました。

そして、ここで冒頭のガロア博士の言葉を思い出します。
「森に入る前の、今の景色をよく覚えておいてくださいね」

ツアーの終わりがけ、博士からこんな問いかけをされました。
「森に入る前と今とで、感じる景色はどう違いますか?」
「この里山に入る前の自分に、なんて声をかけてあげたいですか?」

ただの「綺麗な自然」だった景色が、生き物たちの営みや歴史を知った後では、全く違う

命の詰まった世界」に見える。
そんな心の変化をプレゼントしてくれた言葉だったんだ、とハッとさせられました。

(たくさんの生き物がいる上横田の里山)

 

実際に小川町に移住してきた私も、住んでいるからこそ見落としてしまいがちな地域の奥深さを再発見でき、とても充実した時間となりました。
「小川町の自然豊かな環境で、深い暮らしがしたい」と考えている方には、ぜひ一度体験していただきたい世界です!

次回ツアーに関しても、こちら移住サポートセンターからもお知らせいたしますね!

それでは、今回はここまで!
以上、のこちゃんでした。次回もお楽しみに!


移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記

2026年05月15日 投稿者:八田さと子

移住担当協力隊 のこちゃんのおがわ活動日記

はじめまして!
この度、小川町の地域おこし協力隊・移住担当に着任いたしました、

野口 理美(のぐち ことみ)です。

地元は隣の寄居町で、出身は小川高校。

高校時代は放送部で映像制作に明け暮れ、大学(日本大学芸術学部)でも映画を専門に学んできました。

私の大きな夢は、「いつかこの小川町で、カンヌ国際映画祭のパルムドールを取るような作品を撮ること」 

そんな想いを胸に、卒業後3年間、東京の映像業界で修行した日々を経て、

大好きなこの地域に戻ってきました。

これからは皆さんと一緒に町全体を盛り上げながら、

小川町の魅力を発信し、移住を検討されている方のサポートを全力で行っていきたいと思っています。

【初仕事!道の駅でのブース出展】

早速ですが、去る4月25日・29日。 

移住サポートセンターを飛び出し、道の駅にお邪魔してきました!

私の初仕事は「東武健康ハイキング」にいらしたお客さまに、

移住サポートセンターの存在を知ってもらうこと。

着任早々「自分にできることは何か」と考え、

周囲の皆さんのご協力のおかげで無事にブースを出すことができました。

足を止めてくださった皆さま、アンケートにご協力いただいた皆さま、

本当にありがとうございました。

【もっと気軽に、小川町のことを】

日々相談業務に携わる中で感じたのは、

「もっとライトに相談したい」というニーズの多さです。

「少しだけ話を聞いてみたい」「何ができるのか知りたい」。

そんな方々が、もっと気軽に小川町を好きになり、いつか「住みたい」と思えるようなきっかけ作りをしていきたいと考えています。

普段は駅前の「むすびめ」裏にある移住サポートセンターにおりますが、コワーキングスペース「NESTo」で作業をしていることもあります。

見かけたら、ぜひお気軽に「のこちゃん」「のぐっちゃん」「ことちゃん」などなど、声をかけてくださいね!

皆さんどうぞ、よろしくお願いいたします!

 


小川町民の多様性を見渡してみるシリーズ NPO法人ウィズ・ザ・スモール代表 中野智幸さんインタビュー

2026年05月09日 投稿者:八田さと子

 

「寛容な社会は自分も生きやすい」

 

私たちの暮らす社会には、いろいろな背景から弱い立場に置かれてしまう人たちがいます。経済的に苦しい状況の人たちや、家族からの支援が受けられない若者たち、、難民認定申請中の人たち、性的マイノリティーの人たち、何らかの差別を受けている人たち・・・。小川町には、そのような弱い立場に置かれている人たちに寄り添う活動をしているウィズ・ザ・スモールという団体があります。英語表記のWith the smallは「小さき者たちと共に」という意味。今回は、ウィズ・ザ・スモールの代表である中野智幸さんに、団体の活動と、この活動をするに至ったご本人のこれまでの歩みについてお聞きしました。

 

東京都の消防隊で水難救助や新生児の救命措置などに携わってこられ、退職後は今の活動に力を注いでいらっしゃる中野さんのお話は、弱い立場にある人たちへの温かいまなざしにあふれています。多様な暮らし方や活動を生み出している小川町民の豊かさと、そんな多様性を守り育んでいるこの町の懐の広さを象徴するようなお話でもありました。

 

移住サポートセンター(以下「サポセン」):まずはNPOの概要について教えていただけますか。

 

中野:はい。ウィズ・ザ・スモールは、2022年の5月に発足しました。2020年から任意団体として活動していましたが、より効果的な活動をするために主な活動は、社会的に弱い立場にいる人たちの支援です。難民認定申請中の人たちや、仮放免(※1)と呼ばれる立場の外国の方たちへの支援が主な活動ですが、社会的養護(※2)経験のある日本人の若者たちへの支援もしています。NPOのメンバーは20人くらい。町内外半分ずつくらいの人数ですね。

 

サポセン:具体的には、どんな活動をされていますか。

 

中野:はい。大きく3つの活動分野があります。住まいの支援、食の支援、そして学びの支援です。分かりやすいように、「うちくるん」「たべくるん」「みらくるん」と呼んでいます。3つ目の「みらくるん」は、学ぶことで未来が開けるという意味で名付けました。

 

「うちくるん」には、難民の方たちを支援する事業と、支援を必要とする日本の若者向けの事業があります。会員の持っている町内の家をお借りして難民の方に住まいを提供したり、私の所有する物件に日本人の若者に住んでもらったりしています。

 

 「たべくるん」では、難民申請中の方たちに、小川町内の公共施設や料理屋さんで出身国のお料理を提供してもらっています。ご本人たちのやりがい作りの場でもあり、小川町の方たちにその国のことを知ってもらう場にもなっています。もう一つ、規格外の野菜やパンの販売と、規格外野菜で作ったジャムなどの販売もしていまして、こちらはフードロスの削減を目指すとともに、NPOへの若干の収入にもなっています。

 

「みらくるん」では、小川町在住の外国人の方向けに日本語教室を開いています。町役場主催の教室が開かれていない曜日や時間を埋める感じでやっています。そのほかに、日本の方向けに、難民の方たちの背景を知ってもらうための映画会を開いたりもしています。

 

小川町の中でもほかに無いユニークな活動をされている中野さんですが、そんな中野さんが小川町へ移住して来られたきっかけや、これまでの人生についてお聞きしてみました。

 

サポセン:小川町へは、どんなきっかけで移住して来られたのですか。

 

中野:はい。私は東京消防庁に勤めていたのですが、移住前は夫婦で所沢市のアパートに住んでいたんです。子供が生まれたこともあって、家を建てることにして場所を探し始めたのですが、都内に通勤できて建設価格が手ごろなこと、それから二人の故郷である新潟や山形へも関越高速で行きやすいということで、小川町を選びました。

 

サポセン:そうなんですね。東京都の消防では、どんなお仕事をされていたんでしょうか。

 

中野:消防には事務所での仕事も含めていろいろな分野の仕事があるんですが、まず誰もが経験するのが火事の時に出動する消防車での仕事で、これがみなさんがすぐに思いつくものだと思います。私もしばらくその仕事をしていました。その後20代30代のころは主に水難救助の仕事をしていました。さらに、救命士という資格を取ってからは、主に救急部門で働きました。

 

サポセン:いろいろな経験をされたんですね。特に思い出に残るご経験や学びになったことはありますか。

 

中野:救命士として仕事をしていた頃のことなんですが、新生児の救命について特に関心を持っていて勉強もしました。出産や分娩に立ち合うこともあり、無事に生まれたときにはほっとしたのを覚えています。新生児救命の際のより良い対応を目指して、職場でも動き出していました。そんな中で、海外の新生児の死亡率が高いことを知って、何かしたいと思うようになったんです。

 

サポセン:海外支援分野との出会いという感じでしょうか。そこから現在の活動へはどうつながっているんですか。

 

中野:はい。海外の新生児の死亡率を下げる活動に加わりたいと思って、海外支援のNPOの講演会などに顔を出すようになりました。勤務することも考えたのですが、年齢や言語の問題などでご縁が無かったんです。そんな中で、ネパールでの医療支援をしている団体と出会って、現地に行けることになりました。ところが、残念なことにコロナ禍の影響でその話が無しになってしまいました。それで、新生児とは違う分野なのですが日本国内の外国人の状況に目を向けるようになりました。

 

サポセン:そうですか。コロナの影響で今の活動につながるような流れになっていったんですね。

 

中野:はい。退職前からイベントなどに行っていたのですが、そんな中で難民支援協会という団体の講演会に行く機会があって、そこで一番最初にお話しした「仮放免」という制度についてや「日本における難民認定率の低さ」などについて学んで、自分でも何か動いてみたいと思うようになりました。別の団体でのことなんですが、品川にある入管の施設に相談ボランティアとしていく機会があり、現場に接してさらに支援したいという気持ちが強まりました。入管での相談ボランティアは、退職後も続けていたんです。そんな経験から、小川町で難民支援の活動を立ち上げ、徐々に応援してくれる人たちとも出会って、現在に至ります。

 

サポセン:活動での課題や、これからやりたいことはありますか。

 

中野:はい。まず課題は運営資金の不足です。居住支援では一部の部屋を有償でお借りしているほか、生活費の支援もしているのですが、そのための資金が不足しています。これからしてみたいことは、この課題とも関係するのですが、もっとたくさんの人たちに日本国内の難民の状況やウィズ・ザ・スモールの活動を知ってもらって、支援につなげられるようにしたいと思います。

 

サポセン:最後に、中野さんにとって小川町がどんな町か聞かせていただけますか。

 

中野:都内に勤めていた頃は、帰ってくるとリフレッシュできる場所と感じていました。やや田舎な感じもあって近所付き合いも都会より濃いのですが、その分地域の人たちにはとても良くしてもらいました。今では、ウィズ・ザ・スモールの活動を中心に、自分のいるべき場所になっています。

 

中野さんは、小川町の中で買い物に困っている方たちのお手伝いもしようと、東小川地区にあるUECHUコミュニティスペースを使って、新しく物販活動も始められました。弱い立場にある人たちに温かい支援を届けている中野さんたちの活動が継続し、さらに発展していくことを願っています。貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。

 

小川町には、本当に様々な暮らし方や活動をしている方々がいらっしゃいます。多様性小川町の包容力に触れて、たびたび小川町を訪れてくださる方たちや、移住して来られる方たちもいらっしゃいます。あなたも一度いらっしゃってみませんか。

 

<用語解説>

※1 仮放免

日本での正式な在留資格の無い人を、人道的な理由などから入国管理局の施設での収用を解いて社会に出すこと。仮放免状態の人は仕事をすること、健康保険に加入すること、自由に移動することはできない。正式な在留資格が無いことから日本では「不法滞在の一種」と説明されることがあるが、仮放免者の多くは難民申請をしている人たちであり、出身国での迫害を逃れてきた人もいるので、その人たちのことをまとめて不法と呼ぶことには問題が有ると指摘されている。日本でのこの扱い方や解釈は世界の一般的な扱いから見るととても特殊で、国際的にはこのような人たちは「不法」という解釈はされておらず、事情があってそのような状況になっているという意味で「非正規滞在者」のように呼ばれている。労働も生活保護も受けられない状態や、仮放免の子どもたちが医療も十分に受けられない状況には、国連機関からも懸念や改善勧告が表明されている(※1-1)、(※1-2)。

 

1-1 国際人権(自由権)規約委員会「第7回日本定期報告書審査にかかる総括所見」202211月原文9ページ「難民及び庇護申請者を含む外国人の処遇」第32項、第33項(特に33(C)など)

・原文:https://docs.un.org/en/CCPR/C/JPN/CO/7

・該当部分日本語約:(全国難民弁護団連絡会議と難民支援協会による非公式訳) 

http://www.jlnr.jp/jlnr/wp-content/uploads/2022/11/CCPR_JPN_%E7%AC%AC7%E5%9B%9E_2022103_%E7%B7%8F%E6%8B%AC%E6%89%80%E8%A6%8B_j%E6%8A%9C%E7%B2%8B.pdf

・上記に対する日本政府からの情報提供 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100930238.pdf

 

1-2  Concluding observations on the combined 4th and 5th periodic reports of Japan : Committee on the Rights of the Child (UN. Committee on the Rights of the Child (80th sess. : 2019 : Geneva)

p12 I. Special protection measures 「Asylum-seeking, migrant and refugee children」42

https://digitallibrary.un.org/record/3794942?ln=en&v=pdf#files

 

※2 社会的養護

何らかの理由で家庭での養育が困難だったり、家庭での養育が適当でない状態の子どもたちを、社会が責任をもって保護し養育する仕組み。虐待や貧困、親の死亡・病気などの要因があり、児童養護施設や里親制度などが具体的な例。

 


空き店舗の活用事例の紹介  ときどき印度にいくので、休むうどんcafe | 田中さん

2026年05月02日 投稿者:八田さと子

空き店舗の活用事例の紹介
ときどき印度にいくので、休むうどんcafe |田中慎太郎さん

最近の空店舗活用の例から、小川町らしいユニークなお店とそのオーナーをご紹介します。田中さんは移住サポートセンターに今年初めに相談に来てくださり、その後、地域の方のご紹介で一般社団法人日本きもの文化伝承推進機構が運営するきもの文化伝承館の一階に店を構えるに至りました。和の素敵なコラボですね。

下記リンクから、小川町の情報発信サイトスモリバの記事をご覧ください。

ちなみに、小川町は商工会、商店会と協力し「小川町起業創業等支援補助金(空き店舗等利活用事業)」事業を数年前から展開しています。毎年少しずつ幅広い事業者さんに活用いただける内容に変化しています。ぜひ、小川町で空き店舗を活用した出店をお考えの方はご確認ください。


「おがわ学」中学1年生が「小川町元気プラン=グランドデザイン」を考えた!

2026年04月01日 投稿者:八田さと子

小川町の教育に触れる

~第21回大人・教職員のためのおがわ学セミナー(3月18日)報告~

 

移住先を選ぶうえで、子どもたちが地域と深く関わりながら学べる環境は大きな魅力です。小川町では、地域を舞台にした実践的な学び「おがわ学」が展開されており、暮らしと教育がつながる豊かな学びの場があります。今回はその現場に潜入!?したスタッフの佐藤がレポートいたします!

 

おがわ学は、小川町内の小学校、中学校、高校の児童生徒が、地域資源を題材にして小川町の文化・歴史・産業などについての理解を深める小川町独自の学習の仕組みです。さまざまな教科と関連付けながら、自分たちで調べ、町民や町内のお店や農業者などから話を聞き、一部では体験もして、地域活動に参加したり、課題解決に取り組んだりします。これを通して、子どもたちの郷土への愛着と誇り、課題解決力を育むとともに、関わる大人の学びにもつなげています。

 

そんなおがわ学を町内外の大人や教職員にも知ってもらおうと開催されているのが「大人・教職員のためのおがわ学セミナー」という企画。今回は3月18日に小川中学校1年生の社会科の授業の中で行われているおがわ学を実際に見学させていただけるということでワクワクしながら出かけてきました。授業後には、セミナーの参加者と授業を担当されている社会科の先生との意見交換の場もあり、たくさんの質問や提案が出て盛り上がりました。

 

この社会科の授業では、「おがわ学」の考え方を取り入れて、中学1年生が「「小川町元気プラン」グランドデザインを作ろう」という活動をしています。生徒たちが5、6人のグループに分かれて、小川町のことを調べ、町のより良い将来像を構想するというもの。今回は、将来像を作るための基になる小川町の現状についてどんなことを調べたか、そしてそこから自分たちで考えた将来構想の大枠の案が発表されました。今後、ここからさらに考察を進めて、しっかりとした町の将来構想を作っていく予定だそうです。

 

たくさん行われているおがわ学の取り組みの中で、この授業の一つの特徴は、おがわ学と社会科の学びが上手に組み合わされていること。小川町の実際の場所や数字を使いながら、地図や統計の考え方など社会科の内容が学べるように設計されています。多くのおがわ学が、総合の時間に行われていて、特定の科目と紐づいていないのと少し違います。

 

小川中学校1年生には二つの組があるので、発表も二つの教室で行われました。私が見学した教室で発表した六つの班のテーマは、「大人も子供も楽しめる!魅力ある小川町」「自然と調和したコミュニティ空間」「若者の移住」などでした。最近の小川町への移住者の傾向や、小川町の自然の豊かさ、交通の便などについて調べて、今後さらに多くの人に魅力を知ってもらう方法として、商店街を作るとか、カフェ巡りを企画するなどの案を発表してくれました。

 

今回の「おがわ学セミナー」では、授業見学の後に参加者と教員による意見交換の場が設けられました。10人ほどで輪になって行われた意見交換の場では、先生への質問や、授業の今後への案などが次々と出され、とても盛り上がりました。

先生からのお話で印象に残っているのは、今日の発表に至る準備期間の生徒たちの様子についてです。発表では緊張していて単調な話し方に見えた生徒たちですが、準備段階ではグループ内で活発に話し合ったり先生に質問したりしていたそう。そのこと自体が大きな成果だとおっしゃっていました。本当にそうですね。セミナー参加者の皆さんも、学びの場としての今回の授業の意義を高く評価されていました。一方で、グランドデザインという大きな将来構想をすることに慣れていない生徒たちにとっては、なかなかハードルが高そうだというのも先生のご感想でした。それも確かにそうでしょう。それは、大人でも同じかもしれません。そんな壁を突破するためにも、今回のような意見交換の場はとても大切だと思います。

 

先生からは、今後への展望も教えてもらいました。今回の基礎作りからさらに発展させて、2年生での修学旅行で他の地域との比較をしたり、3年生では将来構想の形にしていきたいとのこと。そして、その途中途中では町民の皆さんにも協力いただきたいと思っていること、例えば観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ」などにも関わってもらえるとうれしいとのことでした。ぜひとも関わらせていただきたいと思います。

 

参加者の皆様からもたくさんの意見が出されました。「生徒たちの自主性と楽しいという気持ちを大切にしてほしい。」「小川町に関わっている大学ゼミなどとも連携して、多世代参加型の場を作っても良いのではないか。」「今回は、朗読的な発表だったので、自分の表現で話せるように伝え方の工夫も学んでほしい。」「カフェの運営などで実践を取り入れても良いのではないか。」などなど。先生もそれぞれの意見や質問に丁寧に回答されていました。

 

今回のセミナーは、参加者が小川町の教育に少し関わることのできる場だったように思います。とてもワクワクする企画でした。意見交換の場で出された意見を参考に、この授業が、そしておがわ学がさらに素晴らしいものになっていくことを願っています。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。取材と写真の使用をご了承くださった参加者の皆さまにも、心から感謝いたします。(小川町移住サポートセンター佐藤)

 


【再掲】金勝山Hike & Connect Tour 参加者募集中⛰️

2026年03月08日 投稿者:八田さと子

先日、ツアーの下見で金勝山を歩いてきました。
当日歩くルートの様子や、山頂からの景色、里山の雰囲気などを写真でご紹介しています📷

低山ながら、ゆったり歩けて景色も楽しめる金勝山。
山頂からは小川町のまち並みや外秩父の山々を望むことができます。

当日はハイキングのあと、地元食材を使ったランチを楽しみながら交流の時間も予定しています。

「小川町に興味がある」
「自然のある暮らしを体験してみたい」
「気軽に里山を歩いてみたい」

そんな方のご参加をお待ちしています。

【日程】2026年3月21日(土)9:30〜15:00
【参加費】1,500円(昼食・保険代込み)
【申込み】https://forms.gle/iivCPvPewaPGg8Wt7(チラシQRコード)または
0493-81-5331(二之宮)まで

※小雨決行・荒天中止

#小川町
#金勝山
#里山ハイキング
#埼玉ハイキング
#里山暮らし

 


小川町の元気な企業 セキネシール工業 紙漉きの技術が車を走らせる?!

2026年02月26日 投稿者:八田さと子

小川町に本社と工場を構えるセキネシール工業株式会社。
一見すると町工場の佇まいだが、ここで生み出されている製品は、日本のものづくりを足元から支えている。

同社が製造しているのは、エンジン内部に使われるガスケット素材。
ガスケットとは、部品と部品の接合部分からオイルなどが漏れないようにする重要な部材である。身近な例でいえば、お弁当箱のふたに付いているゴムのパッキンの役割を思い浮かべるとわかりやすいだろう。

自動車やトラック、農機具などに使われるオイルシートやビーターシート。その分野で同社は国内トップシェアを誇っている。

しかし、その技術の源流は――和紙にある。

和紙から工業素材へ。転換の決断
関根家は江戸時代末期から続く紙漉きの家系であった。
だが、洋紙の普及により和紙の需要は低迷する。

転機をつくったのは、現社長・**関根俊直**さんの祖父である。和紙の技術を応用し、ガスケット素材となるオイルシートを開発。高度経済成長期の自動車産業の拡大とともに、同社は大きく成長していった。

オイルシート              ガスケット

伝統を守るだけでなく、「活かして変える」。
その選択が、今日のセキネシール工業を築いている。

現在は電気自動車分野への対応など、新たな素材開発にも力を注いでいる。時代の変化に応じて技術を磨き続ける姿勢は、創業以来変わらない。

人を育てることが、未来をつくる
関根社長が特に重視しているのが、人材の確保と育成である。

会社の未来を担う人材を、近隣地域に限らず全国に目を向けて探している。採用の先にあるのは移住だ。小川町へ移住した社員には、3年間にわたり月額15,000円の住宅補助を支給する制度を設けている。また、同社所有の旧社員寮をシェアハウスとして活用する構想もあるという。

社長自身が子育て世代であることもあり、若い世代への支援の重要性を強く意識している。男性の育児休業制度の導入などが評価され、Paternity(父性)× X(多様性・新しい働き方)を意味する「埼玉PX大賞」を受賞した。

▶ 令和6年度 埼玉PX大賞 受賞企業インタビュー動画セキネシール工業株式会社(大賞)

町とともに、発展する企業へ
関根社長は小川町生まれ、小川町育ち。
自動車部品メーカーや人材ベンチャー企業を経て家業を継承した。

後継者としての挑戦の姿勢は各所で注目され、インタビューからは、地元に根付いた製造業として雇用を生み出しながら、会社の発展と町の未来を重ねて考える若き経営者の覚悟が伝わってくる。

和紙の技術から始まり、エンジンの心臓部へ。
セキネシール工業の歩みは、小川町という土地に根ざしながら、時代とともに進化し続ける企業の姿そのものである。

関根さんの人柄や率直な思いは、ネットラジオ「おがわのね」でも聴くことができる。

おがわのね(小川町にいる「あの人」の話を聴いてみるネットラジオ)

 

関根俊直さん セキネシール工業株式会社代表取締役社長。 1988年小川町生まれ、小川町育ち。自動車部品メーカー、

人材ベンチャー会社を経て小川町にある家業の会社を継承した。

第4回「アトツギ甲子園」ファイナリスト


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