2026年02月26日 投稿者:八田さと子
セキネシール工業株式会社代表取締役社長 関根俊直さんへのインタビューをもとに、同社のユニークな事業内容と今後への展望などを紹介します。
同社が製造しているのはエンジンのガスケットを作るための素材シート。小川町の紙漉きの技術を近代的な工業製品に利用しているユニークな商品だ。ガスケットはパッキンとも呼ばれ、部品の合わせ部分からオイルなどが漏れないようにするもので、お弁当箱のふたについているゴムのパッキンがわかりやすいだろう。同社は、自動車やトラック、農機具などのエンジンに使われているオイルシートやビーターシートを作っており、この分野では国内トップシェアを誇っている。
関根家は江戸時代末期から紙漉きをしていたが、洋紙に押されて需要が低迷。関根社長の祖父が事業の転換を構想する中で、和紙技術を活かしたガスケット素材(オイルシート)を開発し、これが高度成長期の自動車などのエンジンの需要に応えることになった。その後、材料や技術が時代とともに変化して現在の商品となっている。現在は、電機自動車用の材料など、新たな分野への進出を目指し、研究開発を進めている。
関根社長は人材の確保と養成には人一倍こだわりが強いと言う。時代の変化と共に新たな会社へと転換をしていく中で、会社の未来を担う人を近隣地域に限らず全国に目を向けて探し続けている。移住との関連では、小川町へ移住した社員には3年間にわたり月額15,000円の住宅補助を出すという嬉しい制度を作っている。また、同社の保有する旧社員寮をシェアハウス(共同寮)のような形で活用することも検討中だ。
地元に根付いた製造業で雇用を生み、会社のさらなる発展を目指しつつ町の発展にも貢献しようとする若き社長の心意気を感じた。
関根俊直さんプロフィール:セキネシール工業株式会社代表取締役社長。小川町生まれ小川町育ち。自動車部品メーカー、人材ベンチャー会社を経て小川町にある家業の会社を継承した。
COPYRIGHT 小川町移住サポートセンター All Rights Reserved.